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「はぁ…はぁ…何とか…間に合ったかな」アイリスは途切れ途切れにそう言いながら腕時計を見ると長針はようやく6に差し掛かるところだった。
「遅いっ!!」安堵しているアイリスの耳に鋭い声が響いてきた。
アイリスが恐る恐る声のした方を見ると父親のイキシア・クンシランが鋭い目でこちらを見ていた。
「ごめんなさいお父さん…」アイリスは弱々しく呟いた。
娘の素直な謝罪を聞いてイキシアはいつもの父親の顔になる。
「ふぅ…反省しているならそれでいい、早く構えろ始めるぞ。」そう言ってイキシアは戦闘体制をとる。
「はい。今日もよろしくお願いします!」その挨拶を合図に訓練が開始されるのであった。
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