第0章 その花の名は…

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「はっ!せいっ!やぁ!」目の前の父親に素早い木刀の攻撃を仕掛ける。 しかしアイリスの攻撃を父親は涼しげな表情で交わしていく。 「どうした?お前の本気はそんなものか?ほら守りが疎かになっているぞ。」アイリスの隙をついて一撃を繰り出す。  攻撃に夢中だったアイリスはまともに一撃を受けて後ろに倒れた。 「くっ、まだまだぁ!」すぐに体制を立て直し攻撃を再開する。 「先程と同じ手では結果は変わらんぞ」再び先程の一撃が飛んでくる。   アイリスは咄嗟にしゃがんでその一撃を回避した。 「何っ?」イキシアの攻撃が空を切るのと同時に腹部に鋭い一撃が入った。
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