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太古より、人の魂は天に昇るか、地に沈みゆくか。
つまり、天国と地獄に分かれてゆくと考えられていた。
“聖なる魂は我らが父により導かれるであろう”
生前生きていた者の大半はその言葉を鵜呑みにし、天に召されたであろう。
だが、人間社会で罪を犯してしまった残りの大半の魂は……?導かれることのない魂は?
彼らは一体どこに行くのだろうか?
ある書にはこう記されている。
“彷徨いし魂は、黒き者が捕えるだろう”
またほかの書には、
“闇に覆われし者、死者の魂を喰う”
闇…黒……ニュアンスは違うが恐らく同じ存在を示しているのではないだろうか。
あの鋭く、闇に光る鎌を持ち、魂を狩る者―……
<Reaper>……そう…死神…
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