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「マジ? いや、無理っしょ……意味わかんないし」
「十中八九そういう反応だと思ったよ」
「分かってんなら、分かるでしょ」
「まあ三十九人殺す方が恐らく簡単だろうな。別に俺は、正義感に駆られた訳じゃない。でも奴……あの女は俺らの事、実験台とかって言ってなかったっけ。勝ち残ったところで本当に家に帰れるのかな」
「……」
「その辺は憶測だからなんとも言えないけど、この殺し合い自体が実験って可能性だって大いに有るし」
「まあ、それもそうね。いいわ、決めた。あたしアンタと一緒に行く。ほら!」
「ん?」
差し出された手をどうしたもんかと見つめていると、業を煮やした星華が秀都の右手を掴んできた。
「これからよろしくねって事で! 握手よ握手。期待してるからね」
「ああ、なるほど」
そういえばそんな文化もいつかの時代にはあったなと、思わず口元が緩んだ。
No.1 逢坂秀都(あいさか・しゅうと) 21歳
能力名:???
能力 :???
タイプ:???
系列 :???
No.10 高坂星華(こうさか・せいか) 17歳
能力名:???
能力 :???
タイプ:???
系列 :???
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