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「彼女はどうかしら。仮にあなたが妊娠した
として、相手が彼女の知らない男性だったら
素直に祝福するかしら。」
「え?」
「その男性を寝取らないまでも、何かの形で
あなたの大事なものを奪い取ろうとする
でしょう。彼女にとって大事なことは、
あなたが成功したり幸福になるのを邪魔する
こと。それが彼女の成功であり幸福なの。
恐らく自分でも気ついていないでしょうね。」
「潜在意識下で『他人の不幸は蜜の味』…ですか。」
「そういう人間が現実に存在するのよ。」
「わたしと彼女の絆は砂の城だったのに、
大理石で出来ていると信じて疑わなかった
わたしが阿呆なんだと思います。でも、
女同士の友情がそんなに脆く儚いものだとは
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