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現在の 某多摩地区に住んでもう40年になる。←なのに方向オンチで未だに土地勘が無い。それ以前は小学校低学年くらい迄 横浜の根岸線沿線のとある小さな駅の下町風情な所にいた。
中流よりやや下がる位だったが 今思うと特に 貧しいと言う訳では無かったが その頃はみすぼらしいとどこかの絵本で読んでうろ覚えた言葉であてはめ自分ちがイヤでしょうがなかった。
情緒不安定…自閉症とは違うとも言われたが普通からは変わってる子どもに見られた。確か何かの知能検査とかで怒って泣いて積み木を組んでた様子を覚えてる。二つ下の妹の方がすんなりに見え尚更嫌だった。言葉も遅くて知恵遅れも疑われてた感じであったがそうでない事だけは分かったらしい。どこか普通の子とズレがあるが。
生まれつき癇が強く よく泣く赤ん坊で 、少し成長すると強情っぱり 可愛くないすぐどっか行く 言う事聞かない とかで 早くも手のかかる子供としての要素が現われていた。
ものごころつく頃には親を含むほとんどの大人が気がつくと自分を嫌悪していた。
全く褒められない訳ではなかったが怒られている事しきりで大人が皆 敵にしか思えなかったのだ。
つけ加え 好奇心は人一倍あったもんで 遊びは敢えて危なっかしい場所ややり方を好み 悪ガキへの道を歩むのに 時間はそうかからなかった事だろう。
悪ガキどもというか実際 周囲に肉体労働者の家庭の子どもが多く 自然と貧相ながらも強たかな繋がりが出来てくる 何故かと言うと後ほど明かす
そんな悪ガキ風情と一緒に遊びケンカしたり母親の仕事の都合で託児施設を三ヶ所幼稚園を含め変わったりして行く 最初の保育園では目と鼻の先の高架線に赤い電車が通っており当時のテレビCMで京浜急行だとぼんやりと認識した。
施設だと衝動の強さが輪をかけて周りと衝突が絶えなくて オモチャ等で遊ぶ以外あまり楽しくなかった様子に想う。
これは今と違って自閉症がようやく世間に知られまだ発達障害が全くと言っていい程理解されてなかった時代の物語である。
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