雀とハルとヒヨリとアメリア。

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ドゥシ!((殴 ドゥシ!((殴 ……シーン。小競り合いは、終焉した。 皇先生たんこぶ。 雀たんこぶ。 「……いい加減およしなさい……」 仲裁に入る眼帯をした女剣士。 二年生の美少女アメリア・リリーだ。 乱れたしなやかな紫色のロングヘアーを、 髷ゴムで束ねると、語り口、冷静に喋り始めた。 「それでは、 一年生の皆さん……これより、 <くじ引き> にて、 対戦相手を決めて貰います……と言う段取りで、宜しいでしたよね?皇先生?」 「……え?うむ……宜しいですよアメリアさん(なんでボクの事まで殴った!?担任だぞ!ボクは担任なんだぞ!)」 ブツブツ言いながら、皇先生は、お手製のおみくじ風の筒状の箱を、取り出すと一年生に手渡します。 一年生は、全部で4人。 二年生は、雀を含めると5人。 二年生は、模範試合(攻撃側と防御側に徹する) これを交互に行う。 有効打の多い方を勝者とする。 雀は審判である、こう見えてもSクラス。 ※二年生以上は、攻撃力が一年生に比べ高く、怪我の恐れがある為、ガチンコ試合はしない。 一年生は、ガチの試合だ。 おみくじを引くと、色の着いた棒が出てくる。 全部で4色。 事前に、用意した対戦シート。 引いた色で対戦相手が決まる。 青VS白 赤VS黒 といった具合だ。
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