これまでのお話

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ワケあって大の女嫌いなヨシュアは、ある日、要注意人物な父親と兄から異国のお姫様・ティアラとの婚約を勝手に決められ、翌日には家から追い出されてしまう。 そんな事情でウェイデルンセン王国のお城生活を始めたヨシュアは、オーヴェ帝国の中年貴族や神官に命を狙われたり、様子を見に来た幼馴染みに説教をされたりと災難続きな目に遭っていた。 何より、ウェイデルンセン王国の守護神であり、国家機密の大きな喋る狼と面会させられて、元からない選択肢をきゅっと狭められてしまった。 その後も、所用で初めて帰省した久々の実家なのに父や兄に指先でからかわれ、従妹には呪いの言葉を投げつけられ、遠く離れたはずの狼神にまで暇潰し扱いされてしまう。 いつかは灰汁の強い大人達をぎゃふんと言わせて一人立ちを夢見るスメラギ・ヨシュアは、今日もまた予想外な災難に巻き込まれようとしてるのだった……。
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