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【練乳】という文字を読んで、君はなんて読むだろう。
色々な読み方がある。
例えば一般的には【れんにゅう】。
これは、真っ赤に熟れた苺にトロリとかける、まるで女性の最奥に繋がる部分に、自らの遺伝子を注ぐような液体。
若い女性ならば、水を凍らせ、刃物でショリショリと削いで作ったデザート【かき氷】に真っ赤な苺と、とろみを主張させ注ぐ【練乳】。
しかし、【練乳】の漢字を分解してみよう。
【練る】と【乳房】からできている。
これほど、夜の生活を思わせつつ、昼間に堂々と発することのできる言葉は少ないだろう。
その【練乳】を【れんにゅう】と呼ばず、敢えて、
【ねりちち】と呼ぶ者もいるのだ。
それは、子どものように幼い心を持つ人物でありながら。
女性特有の、赤子のためにある房を好きな者に違いはない。
「……って、なんて文章書いてんだ、お前は」
パソコンの液晶に向かうボクに向かって、彼がハッキリと言い放った。
この彼も、女性特有な乳が大好きな人物の一人。
勿論、彼は女性特有の乳が好きなだけではない。
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