敵は、忘れた頃にやってくる。

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「……アイツと、飲み行くんだ?」 「……?そうですけど……何か問題があるんですか?」 「……いや、別に。いいけどさ、あんま油断はしねぇ様にしとけよ。」 「油断?まさかっ!だって、勉ですよ?……勉は、いい友達ですけど好きとか、そーゆーのじゃないし……あっちだって、そう思ってますから。きっと!」 「……さぁ、それはどうかな。」 「え?何か言いましたか?」 「……何でもねぇ。ほら、飯行くぞ。」 「あ、……はい!」 ―――大倉さんは、俺に対して……ちょっと過保護な所がある。 俺は、そんな女子みたいにヤワじゃないし……何より、勉がそんな事思ってる様子を見せたことが無い。 ―――まぁ、だから大丈夫だろう。そんな、単純にしか思ってなかった。 「優希ー!迎えに来たぞー!」 6時ちょっと過ぎに、勉がやって来た。 「あ、勉!ちょっと待ってて。今、ここ丁度終わるところだから。」 「じゃあ、俺そこのソファーで待ってるから。」 「あ、悪いな。」 パソコンに企画内容を打ち終わり、勉が待っているソファーへと向かった。
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