朝の出来事。

2/8
616人が本棚に入れています
本棚に追加
/62ページ
「……大倉さん、ココ…凄いことになってますけど?」 「…っ……お前っ、……やめろっ……て、言ってんだろうが……」 大倉さんは、赤くなった顔で上に跨っている俺を見上げた。 ―――多分、こんな顔を見れるのは俺ぐらいだと思うんだけど。 「ねぇ、大倉さん?気持ちいいですか?」 俺は、執拗に大倉さんの胸の突起を弄る。 「……んっ、……はぁ…っ!」 「大倉さん、ヤバイじゃないですか。……ほら、ココも。」 そう言って、俺は下着の上から大倉さんのモノを触る。 ビクッと反応した大倉さんは、……何だかいつものドSな大倉さんからは想像出来ない様子だった。 「お前っ…いい加減にっ……んっ……!」 「……いいじゃないですか。元々、俺がタチなんですから。」 ―――そう。俺たちの関係は契約から始まったものだった。 俺がタチ、大倉さんがネコという条件付きで始まったこの恋。 最初の頃、俺は……大倉さんを好きになる予定なんて無かった。そもそも、そんな言い分を大倉さんが受けるとは思ってもみなかった。
/62ページ

最初のコメントを投稿しよう!