オレが1番だ。。

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それに今度は副会長の北川さんだって。 なんなんだよ...それ。 男だぞ...。 大きな溜息を吐く。 起き上がり部屋を出て また リビングに向かう。 用意された朝食のサラダだけを口にして薬を飲み顔を洗って部屋に戻る。 布団に潜り込む。  布団がひんやり感じて気持ちがいい。 それにしても...熱で火照った体が重だるい、天井を見つめた。 また 考える。 今は身長も伸びた。 170センチ...でも決して高い方ではない。 今のオレなら会長に押し倒される事は無い....はず。 でも 副会長は涼より背が高い...涼は180近いから... なんでこんな事を考えなきゃいけないんだっと、 ボーっとする頭を悩ませていると薬が効いてきたのか スーっと眠りに落ちた。 枕元に置いてあった携帯が震え出し ゆっくりと眠りから覚める。 置いてある携帯を手で探り確認すると涼からのメールだった。 「どうだ? 少しは引いたか」 携帯の時計を見た。13時10分 昼休みか。 『薬飲んで寝てたよ』 送信。 「じゃ もう少し寝ておけ  帰りに寄るからな」 『オレなら大丈夫だよ。風邪なら来たら移るよ』 それでも涼は来ると言ってきかないんだろ... そう思いながら また送る。 すぐにまた返信が来る。 「移ってもいいし 寄るから待ってろ 」の後にハートマーク。 火照った顔で声を出して笑い 目を瞑る。
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