僕とゼノ

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ア「向こうにも行きたいですわ!」 ゼ「アリス!」 アリス…1人で走っていきやがって 護衛もいないのに これ以上ゼノを困らせてはいけない! リ「ゼノ様!私が追いかけますのでここにいてください!」 リ「…どこに行かれたのでしょうか?」 外だから敬語使わないといけないけどめんどくさい モフモフ達に聞いてみようか あっち…? ア「まあ!あなたが来たの?…ゼノ様と2人きりになれると思ってはぐれましたのに!」 見つけたら急にそんな事を言われた こいつ、そんな事で…! リ「アリス様、ゼノ様も心配しておられます。お戻りになりましょう」 ア「いやよ!ゼノ様が来てくれるまで動かないわ!」 リ「そんな…」 我が儘だなぁ!もう! 「それはありがたいな」 声!?…後ろから!? ア「あなたは誰ですの!?わたくしがドミニク家の娘だと分かっていますの!?」 おいおい…自分から名乗るなよ 「分かってるからだよ…おい、連れていけ…丁重にな、そっちの侍女もな」 ア「きゃあ!止めなさい!」 く…アリスが傷つけばゼノ様が困る ここは大人しく捕まるべきか…
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