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「そもそも何でエロ本なんだよ!それだったら普通に面白い事考えて投稿すればいいじゃねーか」
清水がそう叫ぶと、山根はほくそ笑んだ。何も解っちゃいないと別の動画サイトを開く。
「清水。お前はこの芸人たちの数々のプロとしての創作物を簡単に超えられるって言うのか?」
そこには洗練されたネタと呼ばれる動画が流れ、どの話にも聞くだけで笑いが込み上げる物ばかりであった。
「このアプリに投稿してくるのはプロも交じってるんだ。俺達、素人じゃおそらく歯もたたんだろう」
そもそも、それが分かった時点で辞めてしまえよ、と言いたかった清水だったが、そこは一応言葉を遮らず話を聞いてみる事にした。
「つまりだ。俺達に勝てる見込みがあるとすれば、安易に素人的な漫才コントより、よりオッサン的な下ネタが有効なんだと思うんだ」
こいつは何を言っているんだろう?山根は本格的な馬鹿なんじゃないかと思った。
「で、何で俺じゃないといけないわけ?それだったら自分でやればいいじゃん」
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