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老人が言うと、皆が伝染したように『立ち止まっていたらダメになる』とか『やはりこの村を発展させないと』とか、さまざまに言っていた。
聖「皆さんがやる気になって良かったですよ」
ミカエル「そうですね」
そして、一段落着いたので皆で宴会となった。子供達もタイミング良く戻って来たからちょうど良かった。
~宮殿~
別の日。クレアの部屋で、クレアに日本語を教えている。
勇者召喚でやって来る(予定)のは私の家族と赤の他人だ。
私の家族はおそらくは、がぶり姉ぇが、舞達に言語魔法を掛けてこの国の言葉を解るようにしてくれる。
しかし、問題は赤の他人だ。
赤の他人はここの言葉は当たり前だが通じない。これはリョウタで実証済みだ。
そこで、クレアには最低限の日本語を覚えて貰おうと約2ヶ月前から私が教えているのだが、何故か、マリア、リク、エルフの3人まで習いたいと言ってきた。そして、イスレイくんまでもだ。
理由は、異世界の言葉に興味があるとの事だ。
面倒だから、マリア達には魔法でと言ったのだが、教えてもらった方が良いと言ってきた。
皆で日本語の授業をしている。
クレア「あー、日本語は難しいわ」
マリア「本当だわ」
エルフ「…………上手く言えない」
リク「お姉さま?上手く喋るコツとかないのですか?」
聖「慣れと発声練習だね」
イスレイ「お姉さんが居た世界の言葉って不思議」
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