長期休暇(前半)

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 雷帝「くっ!?ほ、他の連中は?」  リリカ「創帝で良いわよ。クレア王女様が自らご指名になられたのよ。私達が反対する訳がないわよ」  ママが代表で言った。  雷帝「……………」  クレア「雷帝?創帝のどこが気に入らないのですか」  雷帝「はっきり言います。王女様は将来イヤ近くに創帝を全帝に指名されるのですか?俺は反対です」  クレア「なるほど、雷帝の意見はそれですか。なら、この場で宣言します。創帝は全帝に指名しませんよ。というより全帝に成れませんと言った方が良いのかしらね」  聖「そうね。私はプライベートが忙しくて、とてもじゃないけど全帝の仕事ができないわ。これ以上仕事が増えたら過労死してしまうわ」  雷帝「なっ!?そうなのか?」  クレア「そうですよ。創帝はこの先も数十年は忙しいでしょうね?」  雷帝「す、数十年も!?」  聖「忙しすぎて帝を辞めないといけない事態になるかもね?」  クレア「うーん、それはそれで困りますがね。とにかく、創帝は全帝には成りませんので。これは決定事項です!」  雷帝「わ、分かりました」  クレア「では、創帝の付き添いも良いですね?」  雷帝「はい」  クレア「では、創帝、改めてお願いします。当日は他の帝もいつもの控え室で待機して下さい。勇者様をあなた達に紹介する予定ですから」
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