1089人が本棚に入れています
本棚に追加
~宮殿・召喚の間~
召喚前の時間に遡る。
私、聖は帝の恰好をして、クレアと魔法陣の最終調整をしていた。
聖「いよいよだね」
クレア「そうよね。ねぇ?この召喚が失敗したらどうしよう……………」
聖「大丈夫だよ!ちゃんと成功するわ。だって、私が付いているからね!」
クレア「クスッ。そうね。失敗したら、聖に責任を取ってもらいますからね」
聖「そうなったら、私がクレアの恋人になってあげるわ♪」
クレア「ちょっとやめてよー。私はそういう趣味はないから」
聖「なら成功させよ!」
クレア「そうね。ありがとう、緊張がほぐれたわ。さあ!魔法陣を起動させるわ」
クレアは魔法陣を起動させた。
魔法陣から光柱が高々と上がる。
しばらく待つと、4名の人影が現れた。
光柱が消えた。
ユカ「え?ここ何処なの?私達は屋外に居たはずなのに…………」
ガブリエル「どうやら着いたようですね。(おや?そこに居るのは聖さんですか?仮面をしても魔力でばればれですが、おそらくそんなのはどうでもよさそうですね)」
舞「着いたの?よし、さっそくお兄ぃを探そう!」
更夜「姉貴気が早過ぎ」
わいわいがやがやと見慣れた3人の顔と何故か幼馴染みが居るのだけどね?まさか、ユカが勇者なの?
クレアはあ然としているし。
ガブリエル「はい!お静かに!このお2人さんが状況を説明してくれるみたいですよ」
がぶり姉ぇが3人を制止させる。
最初のコメントを投稿しよう!