希望への秘める瞳

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初めてのことに融通が利かないとびっくりしてしまう俺は、外からみたら挙動不審だと思う ヤッてしまったらーー 「康祐くん。何考えてるの?」 『え、あ…別に何も』 「そう?なんか、今日喋らなかったし…よくわんないけどさっきまでぼーっとしてたから気になって」 少しバレたのかと焦りながら、軽く話を逸らす。 『そっか。そういえば、家どこらへんなの?』 「えっと、ここの橋渡ってまっすぐいくちょっと先かな」 『十橋?』 「そうそう。今渡ってるのがそう!」 『ふーん』 何でだろ。 ちょっと寂しく感じる。
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