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「どうぞ、上がって」
『…ありがと』
案内されたマンション309号室。
鍵を解除しドアを開ける優さんに礼を言いながら玄関に入る。
オートロックで住み易い所でかなり雰囲気こだわってると思うほどの広さが思わず目に入る俺は、
ドキドキとしながら見渡して靴を脱ぐ。
何帖かは、想像がつかないけど
かなり想像と違う感じだ
「ここ、旦那さんと暮らしてた家なの」
『……』
「でも後少しで荷物処分することになってるから引っ越ししないとなんだ」
気まずそうに苦笑う優さん。
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