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旦那が使ってるなんてどうでもいいのに、気遣ってまでそんなことを言ってくれる彼女は本当優しくて思わず笑みが止まらない。
『そうなんだ』
「うん。あ、お茶いる?」
『欲しい』
「わかった。用意するね。」
にこりと笑いキッチンに優さんが入る。
俺はその様子をガン見して見送った後、
優さんが暮らしてる部屋をさらにじろりと隅から見る。
2人では座れないほどのソファーはとてつもなくすごく触り心地も良いし、
さらには生活感もないような整いに思わずどきりと心を躍らせてしまう。
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