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「君、風俗嬢なの?」 「……桜ちゃん」 別に知られてまずい事なんてないし本当の事だからいいんだけど。皆私を見る目が一気に変わった気がする。 「過去だ過去。一々昔の事を掘り返すな、このアホが」 「いってぇ」 隼斗さんは健二さんの頭をスパーンと叩いた。 フォローしてくれてるのはわかるんだけど、空気が悪くなっちゃったわ。 何だか申し訳ない。 「私、二十歳の時からつい最近まで……ーーー」 「もういいだろ。根掘り葉掘り話す必要はない。この話は終わりだ」 隼斗さんが仲裁に入って無理矢理話を終わらせようとしてる。
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