香水よ

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道を歩くひとは戦士。 戦士はみな、香水を身にまとって、先を往く。 無臭の身体を煙にまく、 ああ、お前戦士よ。 汗にまみれた訳でなし、 他人の言葉に傷ついた訳でなし。 おまえの戦場は、かくも悲惨か? 家に帰って、その香水の身を流すとき、 おまえの本質も流れてはいないか? それから、迎えるよるにおまえは存在していたか。
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