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週末土曜日、私と麻衣は、少し早起きをして出かける準備をした。
麻衣は、自分のメイクを終わらせて、私のメイクを手伝ってくれた。
アイシャドウや口紅を、丁寧に仕上げてくれた。
そして麻衣は、かわいらしいピンク色のワンピースを着るようにと私に手渡してくれた。
別の部屋で着替えてリビングに入ると、そこにはおそろいの色違いの黄色のワンピースを着た麻衣がいた。
麻衣もとても可愛くて、私は、久しぶりに心がときめいた。
麻衣が、
「やっぱり、ひろはきれい!」
と話してくれた。
おそろいのワンピース姿の2人は、周りの人からは、仲の良い女の子同士といった感じに見えるだろうと思った。
私と麻衣は、テーマパークに行き、アトラクションを楽しんだり、一緒にソフトクリームを食べたり、思い切り楽しんだ。
私は嬉しくて、ずっとニコニコと笑顔でいることができたと思う。
こんな私を見て、麻衣は、
「やっぱりひろは、女装している時間が一番楽しいんだね!」
と言ってくれた。
私は麻衣に、
「麻衣、本当にありがとね!」
と心からのお礼を言った。
私の気持ちを理解してくれるのは、やっぱり麻衣だけだと思った。
2人の秘密の関係は、こんな感じで続くことになりそうだと思った。
この日、私と麻衣は、女の子同士という感覚で、時間を忘れて夜遅くまで、テーマパークで思う存分楽しんだ。
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