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中学に入学すると、私は女の子になりたいと強く思うようになった。
でも、このことは誰にも打ち明けることができず、1人で悩む日々が続いた。
私が中学2年生のある日、私は中学の同じ吹奏楽部の同学年の女の子から声をかけられて手紙をもらった。
手紙は、いわゆるラブレターで、私のことが好きだから、お付き合いしてほしいという内容だった。
私は、女の子には、まったく興味がなかった。
でも、このことがきっかけで、私は普通の男の子になれるかもしれないと感じた。
だから私は、ラブレターをくれた女の子と付き合ってみることにした。
相手の女の子の名前は「麻衣(まい)」さんで、明るく活発な女の子だった。
私と麻衣さんは、部活が終わると一緒に帰るようになった。
麻衣さんは、話が好きな女の子で、いつも笑顔で話しをして、私を楽しませてくれた。
私は麻衣さんに恋愛感情を抱くことはなかったが、一緒にいて楽しかったので、良き友達といった感覚でお付き合いを続けていた。
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