2 非日常への扉

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「は?勘弁しろよー。あんな雑魚達の頭になったって何も嬉しくねーって。」 昨日壊滅させて終わったと思ったのに、あいつら俺の下に付く気か? そんなもの望んでない。 「いいんじゃないの?敵が増えるよりは。」 「ゴミは押し付けられたって邪魔なだけだろ?」 「相変わらず口悪いな。それよりも、デザイアゲームの話なんだけどさ」 「またその話かよ!いい加減大人になりな、純平くん?」 少し馬鹿にしても引く気配は無かった。 「まあ聞けよ。隣のクラスの田中ってやつが行方不明らしいんだ。そいつがデザイアゲームに参加してるんじゃないかって噂なんだ。」 田中、聞いたことない名前だ。 「誰だ?」 「メガネ掛けた地味なやつだよ。」 「ふーん。まあ誰でもいいんだけど、なんでデザイアゲームに行ったって噂になってんの?」 「デザイアゲームに参加する為に必要な"鍵"を田中が手にしてるところ、誰かが見てたらしいんだ。」 "鍵"という言葉を聞いて俺の頭には昨日拾った鍵の事が頭に浮かんだ。 しかもそれは謎の光を発して俺の胸に入っていった。 夢だと思っていたが、まさか・・・。 「その鍵って、どんな鍵なんだ?」
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