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「は?勘弁しろよー。あんな雑魚達の頭になったって何も嬉しくねーって。」
昨日壊滅させて終わったと思ったのに、あいつら俺の下に付く気か?
そんなもの望んでない。
「いいんじゃないの?敵が増えるよりは。」
「ゴミは押し付けられたって邪魔なだけだろ?」
「相変わらず口悪いな。それよりも、デザイアゲームの話なんだけどさ」
「またその話かよ!いい加減大人になりな、純平くん?」
少し馬鹿にしても引く気配は無かった。
「まあ聞けよ。隣のクラスの田中ってやつが行方不明らしいんだ。そいつがデザイアゲームに参加してるんじゃないかって噂なんだ。」
田中、聞いたことない名前だ。
「誰だ?」
「メガネ掛けた地味なやつだよ。」
「ふーん。まあ誰でもいいんだけど、なんでデザイアゲームに行ったって噂になってんの?」
「デザイアゲームに参加する為に必要な"鍵"を田中が手にしてるところ、誰かが見てたらしいんだ。」
"鍵"という言葉を聞いて俺の頭には昨日拾った鍵の事が頭に浮かんだ。
しかもそれは謎の光を発して俺の胸に入っていった。
夢だと思っていたが、まさか・・・。
「その鍵って、どんな鍵なんだ?」
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