2 非日常への扉

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そろそろ地面だな。 覚悟を決めた幸村はそっと目を閉じた。 ーー。 ーーーー。 ーーーーーー身体が軽い。 死んだのかな? 案外辛くないもんだな、死ぬのって。 目を開けると真っ暗な空間に浮いていた。 そして目の前には薄っすら光る大きな扉が目の前にあった。 その装飾は鍵と類似している。 これは・・・。 成功だ!俺は死んでない! デザイアゲームに辿り着いたんだ! 扉に近づき手を当てると、胸の中から鍵が光を発しながら現れた。 そしてゆっくりと鍵穴に入りガチャリという大きな音が鳴った。 扉が少しずつ開く。 中からは眩い光が溢れ出て視界をあっという間に埋め尽くした。
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