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ルゥーは友達の家にでも遊びに来たと言う感じでニコニコしている
「ルゥーいくら強いからって安心してたら長生き出来ないぞ」
「えっ!いや俺にはお前と言う最強の友がいるから簡単には死なん!」
「あ~っ!その訳のわからん根拠と自信は何処からくるんだよ」
ベンはルゥーの言葉に半分呆れていた
するとルゥーはバンと胸を叩いて見せたそれは俺の心がそう言ってるんだ!そしてどんなことがあってもお前を守ってやると言ってる様に思えた
元セルビス王国の軍司指令官を父に持つベンは元高貴な貴族だったが剥奪され下級士族へとルゥーは元から下級士族である
ルゥーは貴族の時にも身分関係無く接してくるベンが好きなのである
「あっそうだこれ食べるか?」
ルゥーは鎧の中に手を入れてパンを取り出した長いパンを半分にして二人で食べ始める
「それにしてもさすが元軍司指令官の息子だな」
「なんだよルゥー馬鹿にしてるだろ」
ベンはカチンときた
「いや、だってここは敵の……」
ルゥーが言い出したとたん霧が晴れてきて馬の鳴き声が響き軍隊が行進している音が聞こえて来た
「えっ何だって!」
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