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暗い夜道、俺は家路を急いでいた。
「…あの、スミマセン。」
突然、女性に声をかけられ、びっくりした俺。
「どうしました?」
「…あの、無くした物があるんですけれど。」
「ああ、それは大変ですね。一緒に探します
よ。」
「ありがとうございます。」
「ところで、無くした物ってなんですか?」
「…………。」
突然黙る女性。
「あの、どうしました?」
「……私のナクシタモノハ……………」
「え?」
「イノチダァァァァァァァァァァァァァァァ
ァ!!!!!」
「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
その日から、その男性を見た者はいない。
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