第1章

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暗い夜道、俺は家路を急いでいた。 「…あの、スミマセン。」 突然、女性に声をかけられ、びっくりした俺。 「どうしました?」 「…あの、無くした物があるんですけれど。」 「ああ、それは大変ですね。一緒に探します よ。」 「ありがとうございます。」 「ところで、無くした物ってなんですか?」 「…………。」 突然黙る女性。 「あの、どうしました?」 「……私のナクシタモノハ……………」 「え?」 「イノチダァァァァァァァァァァァァァァァ ァ!!!!!」 「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 その日から、その男性を見た者はいない。
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