ぷろろーぐ

2/6
2398人が本棚に入れています
本棚に追加
/460ページ
――――――――――――………。 気付いた時には世界が真っ白だった。 というか此処は何処だ、俺は鏡谷桜姫年齢はまだ16、男、彼女いない歴=年齢、友人は少ない。 よし、ここまでは覚えているな。 ふと思った、 気付く前まで俺は何をしていた?学校?いや、なんか違う。 通学途中?なんか違う。 買い物?そもそも買い物に行かない。ニートでもない。引き篭もりでもない。 というか死んだ可能性が高い。 死因が未だに思い出せないが。 そして何故俺はこんなに頭が冴えているのか。 上下左右真っ白。 自分の手とかは見える、というか傷が一切ついていない普段着。 白のパーカーにジーンズ、という無難で無難すぎる格好。 これを見る限り、俺は何処か一人で外出しようとしていたのか。 こういう時、助けを求めた方がいいのだろうか。 扉の一つも見当たらないが。 少し足踏みをしてみたが音が出ない。 そもそもこれは床なのか、と疑問さえ出て来る始末。 結論を言おう、 何処だよここ
/460ページ

最初のコメントを投稿しよう!