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気付いた時には世界が真っ白だった。
というか此処は何処だ、俺は鏡谷桜姫年齢はまだ16、男、彼女いない歴=年齢、友人は少ない。
よし、ここまでは覚えているな。
ふと思った、
気付く前まで俺は何をしていた?学校?いや、なんか違う。
通学途中?なんか違う。
買い物?そもそも買い物に行かない。ニートでもない。引き篭もりでもない。
というか死んだ可能性が高い。
死因が未だに思い出せないが。
そして何故俺はこんなに頭が冴えているのか。
上下左右真っ白。
自分の手とかは見える、というか傷が一切ついていない普段着。
白のパーカーにジーンズ、という無難で無難すぎる格好。
これを見る限り、俺は何処か一人で外出しようとしていたのか。
こういう時、助けを求めた方がいいのだろうか。
扉の一つも見当たらないが。
少し足踏みをしてみたが音が出ない。
そもそもこれは床なのか、と疑問さえ出て来る始末。
結論を言おう、
何処だよここ
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