おいしいぴざのつくりかた

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そんなこんなで煮干の楽園へと戻ってきた。 あのあとハルッタの両親に本当に良いのか、と聞いてみたら良い笑顔しながら無言で親指を立てられた。 「おぉ、帰ってきたか」 「すみません、依頼は失敗です」 王妃様はすぐ隣にいるけどな。 「ん?依頼は無事達成とピザ国の国王から連絡が来ているが?」 はい? どゆこと? 「…私が説明しておいたのよ」 ボソリ、と耳元でサフィルさんが呟く。 なるほど、サフィルさんのおかげか。 「まぁ報酬の金剛貸二枚だ」 複雑な気持ちだけどまぁいいか…。 「…なんかまだ依頼とかないですかね?」 ちょっとこの複雑な気持ちを晴らしたいから討伐系がいいな。 「あると言えばあるぞ、最近正体不明の魔物が近くの山で暴れているらしいんだ、その討伐とかどうだ?」 「んじゃ、それで」 場所はハルカッカ山、ね。 大丈夫か、この世界の名前付け。 「サフィル達は家の土地を探しててくれないか?」 「え?まぁいいけど…」 二人ともちょっと不満そうだけど了承してくれた。 悪いな、多分俺が荒れるだろうし。 「くれぐれも無茶しないようにね?」 「あぁ」 ハルカッカ山に座標転移。
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