1 出会い

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それは私が中学1年生の時の話。 登校中にみる青い空。 通りすぎる小学校。 幼なじみの おうちゃんと学校へ向かう。 中学校入学式へむかう私 りおは小学校とはちがう生活を楽しみにしていた。 りお 「今日は入学式だねっ!おうちゃんは緊張してる?」 おうたろう 「いや別に緊張はしてないけど....。それより俺のこともう『おうちゃん』ってよぶのやめろよ!もう中学生なんだぞ?!」 おうちゃんは優しくてサッカーが上手だけど少し照れ屋。 そんなおうちゃんと投稿できるのはとても楽しい。 りお 「それにしてもこの坂きついっっ!!!おうちゃんおんぶしてよー」 おうたろう 「むりー!1人で頑張りなー」 学校は家から40分かかり行きはすべて上り坂。 りお 「ふんっ、もういいし!」 4月というのにこの暑さ。 そんななか私達2人は意地をはりあいながら走っていった。 ー学校ー 学校内にはいるとすぐ クラス表が掲示されていた。2人はワクワクしながらみにいく。 おうたろう 「クラス離れたなぁ。俺が1組でりおは3組か。」 りお 「ほんとだー!おうちゃん悲しいんでしょ?」 おうたろう 「そんなことねーしっ!てかはやく教室いかないとやばいよ」 ー教室ー 教室へついてから席順をみる 私は1番角の1番後ろだった。私は身長が周りと比べて小さく、140cmしかない。つまりこの席は最悪だ。 りお 「はぁ....。」 ついついため息がでてしまう。 窓側の席だったので空をずっとみつめていた。 ガラガラッッ 先生(?) 「みなさんこんにちは、担任の内田です。保健体育専門です。よろしく。」 先生は怖そうな男の先生だった。 内田先生 「では入学式がはじまるので体育館へ移動です。出席番号順でならんでください」 ー入学式ー 校長 「....です。すこやかに....。親御さんにも......」 はじめはワクワクしていたのに なんだか熱がさめてしまって校長先生の話を聞く気にもならない。 校長 「次は2年生からの言葉です。」 2年男子(?) 「1年生のみなさんこんにちは!」 聞いたことのある声がした。 ハッとして私はステージのほうをむいた。 そこにたっていたのは小学5年生のときに恋をした1つ上の藤平だった。 1番会いたくなかった人だ。 【つづく】
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