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感情を抑えられない衝動に、思いっきり後ろへ振り向くと、そこには背が高くて成績優秀っぽい彼がいた。
…だけどその彼は、どっかで見たことがあった。
身長も顔立ちもスタイルも眼鏡も有名な彼に似てるなぁ…そこも。あそこも。
考え事で視線が徐々に上に上げていくとバチッと視線が重なる。
彼と一瞬目が合ったとき、〝本当の彼だ〟と今更分かってしまった今。
『…っ』
バクバクするほど動揺していた。
だけど彼は静かに口を開け、少し微笑む彼。
『それ分からないなら、教えてあげようか?君の問題』
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