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でもあたしなんか、
ドキドキッ、ドキドキッ…だ
隣に座られると緊張でたまらないのに。
翼裟くんは、その本を見ながらあたしが見えるように真ん中へ移動させるようにコトンッと本を置く。
あたしは無意識に音と同時にスッと優しく差し伸べる彼の手にただ目を追う。
わからないけど、つい目が追ってしまう
なぜならスローにみえる彼は綺麗、だから――。
でも心臓が急に高鳴り出していて耐えてくれそうにない。
動揺を隠せないあたしは、彼にお願いする。
『はい…、お願いしますっ!』
『……ん。』
本当に心から本当に嬉しかった。
あたしでも皆でも軽くは出来ない問題を教えてくれる。
それだけで…恋に落ちてしまった。
物凄くいいと正直心からそう思った程に。
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