3/4
前へ
/14ページ
次へ
「うわっっっ!気持ち悪い!」 「えっ?何がキモチワルイの?」 「その骨だよ!」 颯太は、二体を見て言った。 「あ、この子たち?この子たちは長谷川さんと大貴くんだよ。今日から、貴方も二人の仲間になるんだから、仲良くしてあげてね」 彼は、怪訝そうな顔をしてこっちを見た。 「‥‥どういうことだよ」 「ふふふ、そのまんまの意味だよ。二人はね、私の付き合っていた人なの。別れ話をされたけど、どうしても別れたくなかったの。だから、私のものにしたの。私の体も、一部はこの二人で作られているの。とても素敵なことでしょ?」 真っ青な顔をした颯太に、一歩、また一歩と近付く。 「や、やめろ!近付くな!」 「大丈夫だよ。今は、怖いかもしれないけど、すぐ楽になるよ」
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加