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「いただきま~す!」 目の前にある、良い香りを漂わせている肉を一口大に切り、口へ運ぶ。噛むたびに溢れ出る肉汁に思わず頬を緩めた。 「ん~!おいしい!」 正面の彼、颯太は、にこにこしながらこちらを見ていた。 颯太とは、友達が開いた合コンであったのをきっかけに付き合いだした。そして、来月でちょうど三年になる。 「どうしたの、颯太?」 「亜衣って、本当に幸せそうに食べるよな。見てるこっちも嬉しくなる」 「だって、美味しいもの食べると笑っちゃうんだもん」 そう言うと、彼は私の頭をなでて、笑った。 その後も、私達は楽しく食事をした。
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