不良のチャラ男

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「違うってばー!!」 何なの?!あいつは! こっちはイラついているっていうのに、平気なんて馬鹿だと思う。 あたしに向かって〝俺は言わない訳?〟なのよ。 本当最低だ。 もうこうなったら一気に吐き出し大きく開けて、怒りをぶつけるしかない。そう思ったあたしははきだす。 「何が正直よ?嘘もついておいて、どうしたらいいの!?」 「…フッ」 だけど怒りに対して鼻で笑う彼。 その嫌な笑みに、ゾクッと寒気する。 けれど、それは一瞬ですぐに真顔になって、呟く。 「それは俺の問題じゃない。けど、俺の仕事だから――――それはもう承知の上」 「…え?それってどういう―」
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