第44章:ひつじの正体

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「あの女。『裏切り者』のくせして、よく我々のまえに顔を出せるよな」 作り笑いは、何度してもなれないものだった。 聞こえないフリをするのは慣れたのに。 一年に一度の、サードニックス社のパーティー。 マリアは、純一社長の婦人として、出席していた。 もう歩けるほどに成長した、優を連れて・・・
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