捨て鉢という男

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その行動にあたしの頭はさらに真っ白になっていく。 あたし達にむかって笑った!?信じられない!!! …けど、半面識すごい。あまりにもいつもと違う雰囲気に思わず、凄さを感じせられる。 そんなあたしには知らず、翼裟くんは九十度で数秒も保っていた頭をふんわりと感じさせながらも、ゆっくりと上げた。 余りにも違う品の良さ。 素質がいいように見えるその視線。 すると、今度は「すいません」という様な残念な目で先生の教卓に近づいていった。
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