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何で、何であんな事を！？ーー
＊一年の廊下＊
信じられない！本当最低！
よりによってあんな事をあたしにするなんて！
そう思ったあたしは〝なんで〟とあの出来事を消し去ろうと唇を手で必死に拭きながら教室に急いで戻る為、足を速くさせた。
あんなことさせるなんて、本当馬鹿だ。
後から追い付くように頑固についてくる彼。
そんなストーカー行為をする彼に対して、あたしはもの凄くそれが恥ずかしい思い出になったと思うと心がムカムカとしていた。
早く周囲の視線を逃れる為こうやって急ぎ足で教室に向かおうとしているのに。
焦って追ってくるかのようにあたしの後を、しつこく付きまとう。
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