0人が本棚に入れています
本棚に追加
その時あたしの脳は早くこの思いを消したい思いが強くなり、自分がどうしようもなく、こうなっていたということに「なぜ!?」と焦る。
しなければ普通にいれたかもしれないけど、もうすでに時は遅かった。
自分でもわからない気持ちに焦っていると、そのボーっとしていたのを見て見知らぬ彼は眉を顰めて、
「どうして、そんなに焦るような顔してるんだ?」
親みたいに心配して言う彼。
まるで「そんなに焦るようなことしねぇよ」とでもいうような、気遣いに何故かホッとする自分が居た。
〝イラついても意味ない〟と思うみたいに、何故かスーっと消えてく気持ち。
自分でも正直わからないのに励まされている気がして、凄く落ち着く。
なんでだろ。会ったばっかりなのに、そんなことが違うような気がしてすごく変に思えて。
きっとその彼の態度で本当に思わせる為なのかもしれない!
最初のコメントを投稿しよう!