0人が本棚に入れています
本棚に追加
その戸惑いながらも、口を開いていおうとした途端、眺めていた彼が先に沈黙を破った。
「あ、…」
「そんなに、焦ることないだろ?」
「…え」
「そんなに、焦って逃げるっているのは俺が怖いからだろ?」
真顔でそんなこと言うと、可笑しいように笑う彼。
焦っている彼をみて「黙ってんのはそういうことなんだろ」と付け足すような余裕な顔に、あたしはいまだ疑問だった。
こんな美しい目が輝く瞳。
ふと〝爽やかさ〟を漂わせる香り。
この〝爽やか〟は何だろうと思いながら、あたしはふと目を合わそうとした。
その瞬間ドキッと不覚にも心臓がなった
なんで、こんな目をあわすってだけで、こんなどきどきするが本当に可笑しいくらい…。
なんで、こんなドキドキ?一体どーして、こんな時に…?
最初のコメントを投稿しよう!