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また町の人たちも喉もと過ぎればなんとやらで、あんなこの国の救世主を装った偽物に大金をせしめられるのはなんとも口惜しい。
用が済んだのだからさっさと町を離れろと口々に言っています。
そんな感じで冷たい態度を示したので青年はそれならば仕方がない と言うと町の外に出て行ってしまいました。
青年が町から出て行くのを見ていた町長は大声で笑い、青年が提示した契約書を暖炉の中に放り投げたのでした。
こうして町にはネズミも変な男もいなくなり平和が訪れたのでした。
めでたしめでたし。
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