先生のお手伝い

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コツコツといつも難しい本を机に置いて向かう先は心一の机。 それを勘づいた心一は彼の顔と目を見た直後、鋭い目で睨む。 おかしいだろとでも言うかのように「ライバル」という雰囲気を漂わせる眼つきで見つめる翼裟くんは無関心のようだけど。 心一は〝憎しみ〟を持って、ジーと強く睨んでいるだけ。 やってやるならやろうじゃねーか!と目が語っているかのような感情は目を表して強く見開く。 捨て鉢は真面目な顔する翼裟くんに向いて。 「何だ…とっおぉ!?!?!?」 「……。」 眉毛を上にして 少し笑う翼裟くんは無言でいる。
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