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そんな裕未は〝早くいってきなさいよ〟と冷たい目であたしを見つめる。
その冷たい目。その鋭いような目。
おもわず見て、あたしはテンションが下がった。
あぁ、…行こう…。
じゃなきゃ、怒られるだろーし。
そんな嫌々なあたしは裕未に向かって言う。
「じゃあ、いってくるねぇ…」
「は～い！いってらっしゃいっ！」
するとあたしには気にせず、勝手に笑顔を向けてこっちに手を振る裕未。
そんな静かだった教室は
それを聞いて再び騒がしい声が聞こえ始めた。
混乱しているあたしは溜息を吐いて一歩一歩、櫂琉くんの方への教室に向かった。
そんな溜息を吐いているあたしは、
〝もう、なんで謝るなんてことしたくないのに〟〝なんでこんなことされなくちゃいけないの〟と首を項垂れてイラついていた。
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