試みる踏み出し

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「…えっ?そうなの?」 「うん、そうそう。うちの組はみんな動く行動早いのに反抗期だからさ」 …知らない言葉。皆が言っていたのは、〝彼達はイケメングループが集合している組〟何ちゃら組とは初耳で今聞いてたけど。 疑問が一つ。あたしの頭の中で浮かび上がる。 その疑問に眉間に皺寄せると祐介くんはニコッと微笑むと、あたしの顔をのぞきこむ。 「もしかして…この学校に二組のライバルがいるって知らない?」 不安そうな顔をして伺うけれど、 あたしは〝二組〟もいることは知らなかったので素直にうんと頷く。 「(二人組のライバル?)…わかんないかも、」 聞いたことはあるけど知らない 「二組とか聞いてはいないけど、〝彼達はイケメングループが集合している組〟がいるとは聞いたことある程度しか」 「…え?俺達の組は知ってるの?」 なんとなくフッと鼻で笑う。 「た、たぶん?」
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