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そう思うと何故か背中がブルっと急に震えた。
そんなの考えられない!!と思えるくらいイヤだった。
「ぜーったい、嫌だぁああああああああ!!」
心で思っていたことを言葉にして吐きだす。
「アハハッ!!何なの妃奈ちゃん、急に面白い声だして…アハっ」
その隣で笑っている祐介くんが居るから。
あたしは、侮辱されたような恥ずかしさに思った
あはははははははははっと笑われているのが祐介王子で、あたしは召使いみたいで逆にどん底する気分。
そんなような感じでやれているみたいで嫌になってきた…
どうせあたしには殺されるんだよ…ね?
しょんぼりな目があたしをじろっと見つめる祐介くんは穏やかに静かに笑う。
「でも殺されるって、思った…よね?確かに殺されるけど…大丈夫だよ」
「なんで?」
華やかな空気からドンドン重くなっていく。
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