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「まあね。だけど、勝てるとは限らない。相手は糞でもやるから、わからないだろうけど。でもこれだけは言える、あいつ等は危険だ」
「えっ、そっ…」
真顔のせいかわかんないけれどあたしはその言葉に心が暗くなった。
でも、確かに、〝勝てる〟なんて確率は確かにわからないんだ。…相手は手強いかもしれないし、作戦を練って殺されるかもしれない。
そんな彼らはどう来るかなんて
本当に分からないとあたしだって思う。
でも。でも。あたし言ったって意味がない。
だから言いたい事を止め、しっかり刻みこんで素直に首を頷きながら再度改め言う。
「うん、わかった」
「良かったあ~~~。」
祐介くんはホッとして、爽やかな笑顔を見せる。
「覚悟してくれて有り難う、でももし捨て鉢組に誘われたら、断ってね?…本当にぃ!あぶないから!」
「えっ、う…うん」
祐介くんはあたしを慰めるように焦りながらも笑顔を見せる。
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