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(くそっっ!!近藤さんは一体なにを考えてるんだ!あんな怪しい奴をここに置くなんて)
この人は土方歳三。さっき近藤さんに歳と呼ばれてた人で新選組の副長である。
(近藤さんが人がいいのは知ってるが、あんな奴を受け入れるなんていくら何でも無用心だ。)
「山崎、いるか?」
「はい。」
返事と共に屋根裏から黒装束の人が下りてきた。
「さっきいた小林と言う奴を見張っておいてくれ。そしてあいつの言動を逐一報告してくれ。」
「承知しました。」
山崎は返事と共に屋根裏へと戻って行った。
(山崎を監視につけておいてひとまずは様子見だな。怪しい動きをしたら容赦なく斬ってやる。)
ハァとため息をついた後、文机に置いてある煙管に手を伸ばし、火を付ける。
ふぅ~という息と共に煙りが上る。
そして文机に置いてある箱のような物を手にする。
(それにしても一体こりゃ何だ?箱でもなさそうだが…それにこれは硝子か?)
手にしているのは夏のスマホ。何かを突き止めようとするが見たこともない物を手にし、為す術がなく頭を抱える。
「あ~~、くそっっ!!」
(考える事が山積みだぜ!今日は厄日だ!!)
苛立ちを抑えきれず、頭をガシガシかきながら文机に向かいながら夜がふけていく。
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