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日が登り、辺りが太陽に照らされて、見えたのもは悲惨なものだった。
倒壊した民家。斜めに傾いているアパート。突起した道路。抉りとれたような山。
そして、私が住んでいた寮に閉じ込められている先輩がいると知った。
何故、あの真夜中に助け出さなかったのかと思ったが、あの真っ暗な時に瓦礫をどかすのは危険すぎることだったのだろう納得した。
そして、私も救援活動に向かい、閉じ込められている先輩を助けにいった。この時には、自衛隊ではないが、既に救援に駆けつけてくれた方々がいた。その人達を主軸に閉じ込められている先輩二名を助け出すことに成功。
その後ら一名はヘリで運ばれ、もう一人は小学校ほ方へ向かっていった。
潰れた寮の辺りに散乱した冷蔵庫やテーブル、ベットや私物から、衣類や毛布、飲食物を発掘し、再度、小学校のグラウンドへ私も戻った。
数時間後にはヘリが小学校に降り立たった。そして、小学校のグラウンドでは安全性にかけるということで、某大学の体育館に移動。
ここから指示が矢継ぎ早にあった。某大学の備蓄していた飲食物を運びだし、配布。再度、寮でグループを作り、安否確認。そして、別の避難所へヘリで向かうこととなった。
配布物を取りに行って配布したり、避難誘導を行ったりと、ワタシでも行える行動はしていった。
村を見て回り、援助活動を行った。私が助けられたのは本当に微々たるものだったと思う。
さて。
ヘリで向かうのはある決まったグループのみだった。避難先に受け入れてくれる人数が決まっていたためだ。
私は避難することになり、飲食物をバックに詰めて、複数名と共にヘリに乗り、避難先へ向かった。
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