第 14 章 骨折

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その顔を見て、もしかして・・・? 「手首?」 医師は私の手首を見つめてから、視線を私の顔に移した。 「あれ?」 医師はそう言い、相好を崩してベッドの傍らに立っているクロゴにも目をやった。 「あっ」 二人の男性が同時に顔を見合わせた。 「片丘さん?」 医師が私を再び見る。 「小田島君?」 「久しぶりだね?」 懐かしそうに微笑んだ。 
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